ショーペンハウアーの名言


ショーペンハウアーの名言(2)

人生というものは、通例、裏切られた希望、挫折させられた目論見、それと気づいたときにはもう遅すぎる過ち、の連続にほかならない。

ショーペンハウアーの名言

人間は孤独であるかぎり、彼自身であり得る。

ショーペンハウアーの名言

人生の幸福にとっては、我々のあり方、すなわち人柄こそ、文句なしに第一の要件であり、最も本質的に重要なものである。

ショーペンハウアーの名言

医者は人間を弱いもの、弁護士は人間を悪いもの、牧師は人間を愚かなものと見る。

The doctor sees all the weakness of mankind; the lawyer all the wickedness, the theologian all the stupidity.

ショーペンハウアーの名言

知は力なり — とんでもない。きわめて多くの知識を身につけていても、少しも力を持っていない人もあるし、逆になけなしの知識しかなくても最高の威力をふるう人もある。

ショーペンハウアーの名言

天才は平均的な知性よりは、むしろ狂気に近い。

ショーペンハウアーの名言

我々は朝を生の本質と見、これを神聖に扱わなくてはならない。

ショーペンハウアーの名言

人生の情景は、粗いモザイク画に似ている。この絵を美しく見るためには、それから遠く離れている必要がある。間近にいては、それは何の印象も与えない。

ショーペンハウアーの名言

善、愛、高潔な心を動かしやすい行為や愛の業を行わせることができるのは、つねにただ他人の苦悩に対する認識にほかならない。

ショーペンハウアーの名言

普通の人々は時間をつぶすことに心を用い、才能ある人間は時を利用することに心を用いる。

ショーペンハウアーの名言

時はよく用いるものには親切である。

ショーペンハウアーの名言

幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる。

ショーペンハウアーの名言

人々は閑暇を犠牲にして富裕を得る。だが、富裕は自由な閑暇があってこそはじめて望ましいものとなる。富裕のために自由な閑暇を犠牲にしなければならないならば、私にとって富裕が何になるだろうか。

ショーペンハウアーの名言

すべての人間は、他人の中に鏡を持っている。

ショーペンハウアーの名言

人は通常、金を貸すことを断ることによって友を失わず、金を貸すことによってたやすく友を失う。

ショーペンハウアーの名言

礼節とは、道徳的にまた知的に貧弱な互いの性質を互いに無視し合いながら、非難しまいという暗黙のうちの協定である。

ショーペンハウアーの名言

虚栄心は人を饒舌にし、自尊心は沈黙にする。

ショーペンハウアーの名言

謙譲というものは、平凡な能力を持つ人間の場合には単なる誠実であるが、偉大な才能のある人間の場合には偽善である。

With people of limited ability modesty is merely honesty. But with those who possess great talent it is hypocrisy.

ショーペンハウアーの名言

人間の幸福の敵は、苦痛と退屈である。

The two enemies of human happiness are pain and boredom.

ショーペンハウアーの名言

金銭は、人間の抽象的な幸福です。だから、もはや具体的に幸福を享楽する能力のなくなった人は、その心を全部、金銭にかけるのです。

Money is human happiness in the abstract; he, then, who is no longer capable of enjoying human happiness in the concrete devotes himself utterly to money.

ショーペンハウアーの名言

人は、その生涯の最初の四十年間において本文を著述し、続く三十年間において、これに対する注釈を加えていく。

The first forty years of life give us the text; the next thirty supply the commentary on it.

ショーペンハウアーの名言

われわれのすべての災禍は、我々がひとりきりではいられないことに由来する。

ショーペンハウアーの名言

紙上に書かれた思想は、砂上に残った歩行者の足跡に過ぎない。歩行者のたどった道は見える。だが歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の目を用いなければならない。

ショーペンハウアーの名言

読書とは、自分で考える代わりに他のだれかにものを考えてもらうことである。

Reading is equivalent to thinking with someone else’s head instead of with one’s own.

ショーペンハウアーの名言

 
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