モンテーニュの名言


モンテーニュの名言(2)

私が猫と戯れているとき、ひょっとすると猫のほうが、私を相手に遊んでいるのではないだろうか。

When I play with my cat, who knows whether she is not amusing herself with me more than I with her.

モンテーニュの名言

すばらしき結婚は、盲目の妻と、耳の不自由な夫の間で生まれる。

A good marriage would be between a blind wife and a deaf husband.

モンテーニュの名言

家中の者に称賛される男は少ない。

Few men have been admired by their own households.

モンテーニュの名言

自分を他人に貸しなさい。しかし自分だけにしか自分を与えてはならない。

Lend yourself to others, but give yourself to yourself.

モンテーニュの名言

わたしは何を知っているだろうか?

What do I know?

(Que sais-je? クセジュ)

モンテーニュの名言

人間はその身に降りかかることよりも、それをどう受け止めるかによって傷つくことが多い。

モンテーニュの名言

なにごとも逃げてはいけない。敵に対しても、もしも、こちらが逃げれば、ますます激しく攻めてくるものだ。それと同じように、人生のさまざまな苦しみも、私たちが恐れおののいているのをみると、いい気になって、更にいじめてくる。

モンテーニュの名言

世界で最も素晴らしいことは、自立の方法を知ることである。

The greatest thing in the world is to know how to belong to oneself.

モンテーニュの名言

世界で一番高い玉座に上っても、やはり自分の尻の上に座っていることに変わりはない。

モンテーニュの名言

言うことと、やることは別のものである。

Saying is one thing and doing is another.

モンテーニュの名言

物財の貧困は容易に癒されるが、魂の貧困はけっして癒されない。

Poverty of goods is easily cured; poverty of soul, impossible.

モンテーニュの名言

恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。

モンテーニュの名言

強い心で立ち向かっていく人には、向こうのほうが逃げ出し、降伏するのである。だから、断じて強気でいかねばならない。

モンテーニュの名言

真の自由とは、自分自身に対してあらゆることをなしうるということである。

モンテーニュの名言

孤独な生活の目的とは、もっと悠々と気ままに暮らすというただ一つである。

モンテーニュの名言

人生の価値は時間の長さではなく、その使い方で決まる。長生きをしてもむなしい人もいる。

モンテーニュの名言

臆病は残酷性の母である。

モンテーニュの名言

泣くことも一種の快楽である。

モンテーニュの名言

私は苦労はいとわぬ。辛抱もする。だが、それは自分に気の向いたことをするときだけだ。

モンテーニュの名言

真の友愛においては、私は友を自分の方に引き寄せるよりも、むしろ自分を友に与える。

モンテーニュの名言

夫婦の仲はあまりつづけて一緒にいると、冷めやすいし、くっついてばかりいると、損なわれやすい。知らない女性はどれも愛想がよく見える。

モンテーニュの名言

男が女に「いつまでも愛しつづける」と誓う前提には、「女がいつまでも愛すべき存在でありつづけるかぎり」という条件がついている。

モンテーニュの名言

愚者が賢者から学ぶことよりも、賢者が愚者から学ぶことのほうが多い。

モンテーニュの名言

美貌や愛欲によって結ばれた結婚ほど、早く紛争を起こして失敗するものはない。結婚には、一定して変ることのないしっかりとした土台と、堅実にして慎重な行動が必要である。沸き立つような歓喜は、何の役にも立たない。

モンテーニュの名言

 
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