マキャベリの名言(2)
人間というものは、必要に迫られなければ善を行わないようにできている。
Men never do good unless necessity drives them to it.
マキャベリの名言
人間というものは、自分自身の持ち物と名誉さえ奪われなければ、意外と不満なく生きてきたのである。
マキャベリの名言
必要に迫られた際に大胆で果敢であることは、思慮に富むことと同じといってよい。
マキャベリの名言
祖国の存亡がかかっているような場合は、いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される。
マキャベリの名言
他社を強力にする原因を作るものは、自滅する。
マキャベリの名言
天気のいい日に嵐のことなど考えてもみないのは、人間共通の弱点である。
マキャベリの名言
誰かが助け起こしてくれるのを期待してわざと倒れても、誰も助けはしない。
マキャベリの名言
愛され、恐れられよ。両方は無理なら、恐れられるのが望ましい。
It is better to be feared than loved, if you cannot be both.
マキャベリの名言
新秩序の導入は難しい。これによって利益を失う者は必死で抵抗し、利益を得るものは消極的だからである。
マキャベリの名言
決断力に欠ける人々がいかにまじめに協議しようとも、そこから出てくる結論は常に曖昧で、それ故、常に役立たないものである。また、優柔不断さに劣らず、長時間の討議の末の遅すぎる結論も同じく有害であることに変わりない。
マキャベリの名言
次の二つは絶対に軽視してはならない。第一は、寛容と忍耐をもってしては、人間の敵意は決して溶解しない。第二は、報酬と経済援助などの援助を与えても敵対関係は好転しない。
マキャベリの名言
恩恵は、人々に長くそれを味わわせるためにも小出しに施すべきである。
マキャベリの名言
新しい秩序を打ち立てるということくらい、難しい事業はない。
マキャベリの名言
君主にとっての敵は、内と外の双方にある。これらの敵から身を守るのは、準備怠りない防衛力と友好関係である。
マキャベリの名言
地位獲得の当初は敵に見えた者のほうが、もともと味方であったものよりも役に立つことが多い。
マキャベリの名言
敵と見られていた人々は、その評判を消したいという思いから、なお一層君主のために精を出すようになる。
マキャベリの名言
個人でも国家でも同じだが、相手を絶望と怒りに駆り立てるほど、痛めつけてはならない。
マキャベリの名言
敵の計略を見抜くことほど、指揮官にとって重要なことはない。
マキャベリの名言
なぜ、人々の心に自由に生きることへの強い愛着が生まれてくるのか、という問いへの答えは簡単である。歴史上、自由を持つ国だけが領土を拡張し経済的にも豊かになったからである。
マキャベリの名言
人間というものは、危害を加えられると思い込んでいた相手から親切にされたり恩恵を施されたりすると、そうでない人からの場合よりずっと恩に感ずるものである。
マキャベリの名言
人間が行動する動機には、敬愛と恐怖の二つがある。しかし敬愛を重視しすぎると部下に軽蔑され、行き過ぎた恐怖で支配すると部下の心に憎悪を生む。
マキャベリの名言
愚者が最後にすることを、賢者は瞬時に行う。
The wise man does at once what the fool does finally.
マキャベリの名言
やむを得ないときの戦いは正しい。武器の他に希望を絶たれたときには、武器もまた許されるものである。
War is just when it is necessary; arms are permissible when there is no hope except in arms.
マキャベリの名言
人に危害を加えるときは、復讐をおそれる必要がないように痛烈にやらなければならない。
If an injury has to be done to a man it should be so severe that his vengeance need not be feared.
マキャベリの名言
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