松下幸之助の名言(2)
世間には大志を抱きながら大志に溺れて、何一つできない人がいる。言うことは立派だが、実行が伴わない。世の失敗者には、とかくこういう人が多い。
社会生活は日々これ戦い、日々これ苦難。その時に心が動揺するかしないかは、信念の有無で決まる。
冷静ほど、大事なことはないのである。
知識なり才能なりは必ずしも最高でなくてもいい、しかし熱意だけは最高でなくてはならない。
何としても二階に上がりたい、どうしても二階に上がろう。この熱意がハシゴを思いつかせ、階段を作りあげる。上がっても上がらなくてもと考えている人の頭からは、ハシゴは生まれない。
青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ、勇気にみちて、日に新たな活動を続けるかぎり、青春は永遠にその人のものである。
自分が方向を変えれば新しい道はいくらでも開ける。
「ありがとう」と言う方は何気なくても、言われる方はうれしい、「ありがとう」これをもっと素直に言い合おう。
人を使うには、ほめて使う、叱って使う、批判して使うなどいろいろあるが、ほめて使う人が概して成功している。
心くばりの行き届いた仕事は一朝一夕には生み出せない。やはり日ごろの訓練や躾がものをいう。
志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。
部下に大いに働いてもらうコツの一つは、部下が働こうとするのを、邪魔しないようにするということだ。
何事もゆきづまれば、まず、自分のものの見方を変えることである。案外、人は無意識の中にも一つの見方に執して、他の見方のあることを忘れがちである。
悩みはあって当たり前。それは生きている証であり、常に反省している証拠でもある。
売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永久の客を作る。
逆境もよし、順境もよし。要はその与えられた境遇を素直に生き抜くことである。
「自分の行う販売がなければ、社会は運転しない」という自信をもつことであり「それだけの大きな責任を感ぜよ」ということがしっかりした商売ができるかどうかの基本になりますな。
対立大いに結構。正反対大いに結構。これも一つの自然の理ではないか。対立あればこその深みである。妙味である。だから、排することに心を労するよりも、これをいかに受け入れ、これといかに調和するかに、心を労したい。
感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく。
誠意や真心から出たことばや行動は、それ自体が尊く、相手の心を打つものです。
知恵のポンプは汲めば汲むほど湧いてくるんや。
アイデアを生むと言っても、口先だけでは生まれない。これもやはり熱心であること。寝てもさめても一事に没頭するほどの熱心さから、思いもかけぬ、よき知恵が授かる。
師をそのまま模倣するだけでは師以上にはなれないけれど、その考えをよく吸収消化して自ら励んでいけば、師以上の人物になれるかもしれませんね。
叱ってくれる人を持つことは大きな幸福である。
次ページへ続きます。
|
|