Erich Fromm
エーリッヒ・フロム
ドイツの社会心理学、精神分析、哲学の研究者。ユダヤ系。
マルクス主義とフロイトの精神分析を社会的性格論で結び付けた。新フロイト派とされる。代表作『自由からの逃走』ではファシズムの心理学的起源を明らかにし、デモクラシー社会が取るべき処方箋を明らかにしている。
国: ドイツ(フランクフルト・アム・マイン)
生: 1900年3月23日
没: 1980年3月18日(享年79)
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エーリッヒ・フロム 名言集(英語&日本語)
→ 名言 (2)
エーリッヒ・フロムの名言(1)
愛においては、二人が一人になり、しかも二人でありつづけるというパラドックスが起きる。
※パラドックス:矛盾のようで正しい説、一見正しく見える矛盾した言葉
In love the paradox occurs that two beings become one and yet remain two.
エーリッヒ・フロムの名言
権力欲は強さでなく弱さに根ざしている。
The lust for power is not rooted in strength but in weakness.
エーリッヒ・フロムの名言
未熟な愛は言う、「愛してるよ、君が必要だから」と。成熟した愛は言う、「君が必要だよ、愛してるから」と。
Immature love says: “I love you because I need you.” Mature love says: “I need you because I love you.”
エーリッヒ・フロムの名言
自分自身を信じている者だけが、他人にたいして誠実になれる。
Only the person who has faith in himself is able to be faithful to others.
エーリッヒ・フロムの名言
一人でいられる能力こそ、愛する能力の前提条件なのだ。
The ability to be alone is the condition for the ability to love.
エーリッヒ・フロムの名言
人生において人がなすべき主な仕事とは、自分自身を誕生させることである。可能性としての自分を実現することである。人の努力のもっとも重要な成果とは、その人自身のパーソナリティである。
Man’s main task in life is to give birth to himself, to become what he potentially is. The most important product of his effort is his own personality.
エーリッヒ・フロムの名言
現代人は、ものごとを急いでしないと、何か、つまり、時間を損したような気持ちになる。しかし、時間つぶし以外には、浮かせた時間をどう使っていいのかは分からないのである。
Modern man thinks he loses something – time – when he does not do things quickly. Yet he does not know what to do with the time he gains, except kill it.
エーリッヒ・フロムの名言
愛は、人間の実存という問題への、唯一の健全で満足のいく答えである。
Love is the only sane and satisfactory answer to the problem of human existence.
エーリッヒ・フロムの名言
愛は技術だろうか。技術だとしたら、知識と努力が必要だ。
Is love an art? Then it requires knowledge and effort.
エーリッヒ・フロムの名言
過去の危険は人間が奴隷になることだった。未来の危険は人間がロボットになるかもしれないことだ。
The danger of the past was that men became slaves. The danger of the future is that men may become robots.
エーリッヒ・フロムの名言
二人の人間は、自分の交換価値の限界を考慮したうえで、市場で手に入る最良の商品を見つけたと思ったときに、恋に落ちる。
エーリッヒ・フロムの名言
利己的な人間は他人を愛する能力がなく、また自分自身を愛することもできない。
Selfish persons are incapable of loving others, but they are not capable of loving themselves either.
エーリッヒ・フロムの名言
現代では、集中力を身につけることは規律よりもはるかにむずかしい。
エーリッヒ・フロムの名言
集中力を身につけるためには、くだらない会話をできるだけ避けることが大事だ… くだらない会話を避けることに劣らず重要なのが、悪い仲間を避けるということである。
エーリッヒ・フロムの名言
たくさん持っている人が豊かなのではなく、たくさん与える人が豊かなのだ。
Not he who has much is rich, but he who gives much.
エーリッヒ・フロムの名言
もし、私の持っているものが私を意味するなら、また、私が持っているものを失ってしまったら、私は誰なんだろう?
If I am what I have and if I lose what I have who then am I?
エーリッヒ・フロムの名言
愛は、人間のなかにある能動的な力である。人をほかの人々から隔てている壁をぶち破る力であり、人と人を結びつける力である。
エーリッヒ・フロムの名言
誰かを愛するというのはたんなる激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である。もし愛が単なる感情にすぎないとしたら、「あなたを永遠に愛します」という約束はなんの根拠もないことになる。
To love somebody isn’t just a strong feeling. It is a decision, a judgment and a promise. If love were only a feeling, there would be no basis for the promise to love each other forever.
エーリッヒ・フロムの名言
勇気とは、あえて危険をおかす能力であり、苦痛や失望をも受け入れる覚悟である。
エーリッヒ・フロムの名言
何かをもらうために与えるのではありません。与える事自体がこの世で一番の喜びなのです。
エーリッヒ・フロムの名言
人間が自分で意味を与えないかぎり、人生には意味がない。
エーリッヒ・フロムの名言
他人を「信じる」ことのもうひとつの意味は、他人の可能性を「信じる」ことである。
エーリッヒ・フロムの名言
教師は生徒に教えられ、俳優は観客から刺激され、精神分析医は患者によって癒される。
エーリッヒ・フロムの名言
たいていの母親は「乳」を与えることはできるが、「蜜」も与えることのできる母親はごく少数しかいない。蜜を与えるためには、母親はたんなる「良い母親」であるだけではだめで、幸福な人間でなければならない。
Most mothers are capable of giving “milk”, but only a minority of giving “honey” too. In order to be able to give honey, a mother must not only be a “good mother”, but a happy person.
エーリッヒ・フロムの名言
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